Raymond Dalifard

レイモン・ダリファールは1901年シャトーヌフ・シュル・サルト生まれの画家。本能的に絵を描き、非常に個人的な技法と独自のスタイルを確立した。20世紀のアヴァンギャルドの闘争の影響を受けながら、ダリファールは完全に独創的で、周囲のグループや流派にとらわれない独自の道を見つけることに成功した。ダリファールは、扱う主題に常に寄り添いながらも、その本質を浮き彫りにするために、ボリュームを様式化し、平坦化し、単純化することで変容させている。同じことが色彩にも当てはまり、キャンバスの表面は、強い色彩の大面積に囲まれた滑らかなものとなっている。ダリファールは毎年、サロン・デ・アンデパンダンに出品し、成功を収めた。第二次世界大戦後は、サロン・デ・シュランデパンダンに出展した。1975年に死去。1976年、サロン・デ・アンデパンダンはダリファールの回顧展を開催し、厳選された6点の絵画を展示した。